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〒349-1105 埼玉県久喜市小右衛門714-6

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診療部 - 神経内科

スタッフ

副担当部長
岡田 俊一
鹿児島大学医学部卒
主な診療分野 神経内科一般、脳卒中(脳血管内治療)
認定・専門・指導医 日本内科学会認定内科医
日本神経学会神経内科専門医
日本神経学会神経内科指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医
日本脳卒中学会専門医
ボトックス施行医
臨床研修指導医
副担当部長
村上 善勇
東京慈恵会医科大学卒
主な診療分野 神経内科一般
認定・専門・指導医 日本神経学会認定神経内科専門医
日本神経学会認定日本神経学会指導医
日本内科学会認定総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
臨床研修指導医

脳梗塞急性期治療について 神経内科(脳血管内治療) 岡田 俊一

 当院では脳卒中によって死亡したり、重大な後遺症をきたす患者さんを少しでも減らすために、神経内科医、脳血管内治療医、脳神経外科医が協力し、救急医療や予防的医療に力を入れています。全国的にもまだ数少ない脳血管内手術(カテーテル治療)など先進的医療にも対応しています。
 脳梗塞の危険因子のある患者さんにおきましては、万が一の際はすぐに救急車を呼んで専門病院を受診して頂き、一人でも多くの患者さんが元気に退院されますようご協力をお願い申し上げます。

脳卒中は早期治療開始が大切
 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など脳血管障害の総称が脳卒中です。脳卒中は我が国の死亡原因第4位、寝たきりの原因第1位、さらに国民医療費の約10%をしめる重大な疾患です。以前は不治の病と考えられていましたが、t-PAの登場や治療法の進歩(カテーテル治療)などによって、早期に発見され治療が開始できれば治すことが可能な病気になりつつあります。しかし、脳梗塞の治療薬t-PAは発症してから4時間半以内に使わないと効果がないとされるように、脳卒中はいかに早く治療を始めるかが大切です。
 早く気がついてもらうために、「Face(片方の顔に歪みがある)、Arm(両手を挙げて片方の手が下がっている)、Speech(言葉が出ない、呂律が回らない)、Time(この3つのうち一つでも該当すれば脳卒中の可能性があり、すぐに病院へ)」の頭文字をとったACT・FAST運動も行われています。本人は訴えられないこともあり家族が気づくことも大切です。
t-PA治療の限界も
 2005年10月に血栓を溶かす薬剤(t-PA)が承認を受け、日本でも治療が受けられるようになりました。しかしながら、t-PAの投与は発症から4 時間半以内に限られ、出血性合併症の危険性から多くの禁忌項目が存在するなど制限が多く、また内頸動脈や中大脳動脈近位部閉塞など脳主幹動脈例では再開通が得られにくく、非常に予後が悪いことが分かってきております。したがって、t-PAが使用できない患者さんや脳主幹動脈閉塞の患者さんに対しては、なんらかの追加治療により早期再開通をはかり、予後改善をめざす必要があります。
超急性期脳血管内治療(カテーテル治療)に対応
 2014年から使用可能となったステント型血栓回収機器(ステントリトリーバー)は、有効性が高く非常に効果的な治療法です。当院では、なんらかの理由でt-PAが使用できない方、また効果が期待し難い脳主幹動脈閉塞の患者さんに対して、ステントリトリーバーによる血栓回収術を積極的に行っています。t-PAを含む従来の治療では寝たきりか場合によっては死亡してしまうような重症な方でも、約半数の方が自宅退院されるなど非常に良好な治療成績をあげています。
  

脳血管カテーテル手術実績(2015年4月~2016年3月)

 経皮的脳血栓回収術

15例

 経皮的頸動脈ステント留置術

5例

 動脈瘤コイル塞栓術

4例

 脳血管奇形(AVM)塞栓術

2例

 硬膜動静脈瘻(dAVF)塞栓術

2例

 合計

28例

緊急脳血栓回収術の症例

   
   

神経内科 特色・得意分野

入院
 脳梗塞、慢性炎症性脱髄性多発神経炎や、髄膜炎、痙攣重積、ギラン・バレー症候群などの救急疾患の入院診療を行っています。その他、慢性炎症性脱髄性多発神経炎や重症性筋無力症などの神経免疫疾患の治療も行なっています。脳梗塞に関しては、救急隊と連携し、超急性期血栓溶解療法を行い実績もあります。脳卒中は、リハビリテーションが重要になりますが、近隣の回復期リハビリテーション病院との連携もあり、脳梗塞の急性期治療から回復期リハビリテーションへの移行もスムーズです。
実績
平成26年度入院実績(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
【入院患者数】     126人
【紹介外来患者数】  269人
疾患名
患者数
脳梗塞
25
てんかん(症候性を含む)
7
免疫性ニューロパチー(GBS、CIDPなど)
18
重症筋無力症
10
多発性硬化症(NMOを含む)
4
脊髄炎
4
辺縁系脳炎
1
ウイルス性髄膜炎
1
パーキンソン病
6
脳アミロイドアンギオパチー
1
SSPE
2
CJD
1
周期性四肢麻痺
1
ウエルニッケ脳症
1
亜急性連合性脊髄変性症
1
薬剤性パーキンソン症候群
1
抹消性顔面神経麻痺
2
末梢性めまい
5
原発性脳腫瘍
1
脳挫傷
1
身体表現性障害
1
その他内科疾患(肺炎など)
32

外来
 近隣のホームドクター(かかりつけ医)からの紹介患者さんを診療しています。パーキンソン病、てんかんの患者さんが多いです。
 脳梗塞後の患者さんは一般内科治療が主になりますので、ホームドクターを逆紹介しています。
 また、ご紹介いただいた認知症疑いの患者さんの正確な初期診断にも力を入れています。診断後は、ホームドクターにて診察してもらうことになります。 (急性期救急病院ですので、認知症の入院治療は行いません。) ホームドクターとの連携を大切にしています。
その他
・定期的に地域のホームドクターとの勉強会を行なっています。
・神経内科疾患は検査だけでは診断のつかない疾患が多く、専門的な病歴聴取や診察をして初めて診断がつきます。
最近の動向(平成27年4月更新)
4月から常勤1名、非常勤1名が増員しまして、常勤2名、非常勤2名体制になりました。 以前に栗橋病院にいました岡田俊一先生が戻ってきました。脳卒中専門医だけではなく、現在脳卒中の最先端である日本脳神経血管内治療学会認定専門医(http://www.jsnet.umin.jp/)も習得しました。(全国でも900人程度で埼玉県内でも数少ないです。)当院では脳神経外科の加藤先生も脳神経血管治療専門医であり、常勤で2名の脳血管治療専門医がいる病院は県内でも数える程しかないです。より専門性的な脳卒中診療を主に行います。 非常勤は慈恵医大より新たに須田真知子先生が火曜日に来ることになりました。女性ならではの丁寧な診療を行っています。
今までは金曜日の診療がストップしていましたが、今後は外来、緊急の紹介等にも対応できますので、医療機関からの紹介診療にドンドン対応していきますので宜しくお願い申し上げます。
最近の動向(平成26年10月更新)
・平成25年6月に認知症診療など精力的に診療して下さっていた三戸部医師が惜しくも異動になってしまい、戦力ダウンしてしまいましたが、 脳卒中診療は脳神経外科の先生方にさらに多く負担して頂いたり、医療秘書の鈴木さんに奮闘してもらったりして、なんとか外来紹介枠も減少しないで継続することができました。平成26年8月からは水曜日に東京慈恵会医科大学神経内科医局から神経内科専門医 作田医師を派遣して頂けることになり、また大きな戦力を得ることができました。
・平成25年度から日本神経学会 准教育施設にも認定され、神経内科専門医を目指す後期研修医の受け入れも可能になりました。認定にあたっては蓮田市の独立行政法人国立病院機構 東埼玉病院の先生方にご協力頂き本当にありがたいことです。
【日本神経学会ホームページ】
指導医・教育施設について
http://www.neurology-jp.org/kyouiku-shidou/index.html
埼玉県神経内科教育施設一覧
http://www.kktcs.co.jp/jsn-senmon/secure/sisetsu.aspx?ken=11
神経内科後期研修プログラム(クリックで詳細ページへ)
もし後期研修についてご興味ある先生がおりましたら病院人事担当メールhyokoi@saikuri.orgまでご気軽にご連絡下さい。

・最近は東京女子医大の初期研修2年目が地域医療研修の一環で短期で神経内科で研修を行うこともでてきました。診療の仕事をしながら、外来や入院の患者さんから多くことを学べたと思います。今後も引き続き来るようなので研修プログラムを充実させて行きたいと思っています。
・地域で診療されている先生方と神経内科疾患について勉強しようという神経内科疾患勉強会も,近隣の先生方のご協力の元、神経内科疾患勉強会も第5回まで継続できて本当にありがたいことです。